スキンケア
肌の健康を保つために非常に重要です。ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、細菌の繁殖が原因となります。まず、洗顔は朝晩の1日2回、低刺激性の洗顔料を使用して優しく行いましょう。ゴシゴシ洗うと肌に負担をかけるため避けてください。
次に、保湿は必須です。油分を控えたノンコメドジェニックな製品を選び、肌を適度に潤しましょう。また、スキンケア製品やメイクは肌質に合ったものを選ぶことが大切です。紫外線が悪化の原因になることもあるため、日焼け止めを使いましょう。食事面でも脂っこいものや糖分を控え、野菜やビタミンを多く摂取することを心がけてください。治療薬としては、医師が処方する外用薬や内服薬が効果的です。早めに皮膚科を受診し、適切な治療とアドバイスを受けることをおすすめします。
ピーリング
薬剤を用いて、皮膚表面の古い角質を取り除くことにより、肌の新陳代謝を促進し、くすみがとれ、つるっとした透明感のあるお肌へと導く施術です。
ピーリングには「化学的ピーリング」と「物理的ピーリング」があります。
化学的ピーリングは、果物酸(AHA)やサリチル酸(BHA)などの薬剤を用いて皮膚の角質を溶かす方法です。皮膚表面の不要な角質を取り除き、毛穴の詰まりを防ぐために使用されます。特にサリチル酸は、油分を溶かし毛穴をきれいにするため、ニキビ治療に有効とされています。
一方、物理的ピーリングは、研磨剤を使って皮膚を摩擦することで角質を取り除きます。スクラブやマイクロダーマブレーションといった方法があります。こちらは主に顔の表面に軽くこすりつけ、肌を滑らかにし、ニキビの原因となる角質の溜まりを減らします。
一度の施術でも効果はご実感していただけますが、月1回程度、継続することによりニキビ、しみ、小じわなど幅広い症状に効果的です。定期的なお手入れとしてもおすすめです。
ダーマペン
ダーマペンとは、微小な針を皮膚に縦横に刺しながら、コラーゲン生成を促進させる、ペン型の美容機器です。ボタンを押すと振動するので、そのまま肌へ当てて1秒間に1920個の目に見えない小さな穴を開けます。ただ穴を開けると聞くと、肌にとっては良くないように聞こえるかもしれません。
しかしダーマペンは、逆に穴が開いて傷ついた肌の回復力を利用して、皮膚の自然治癒力が高まり、コラーゲンやエラスチンなどの成分が生成され、肌の質感が改善され、より良い肌質改善効果を生み出します。
この治療法の大きな特徴は、施術後のダウンタイムが比較的少ないことです。軽い赤みや腫れが発生することもありますが、通常は数日で回復します。皮膚が新たに再生するため、治療を繰り返すことでニキビ跡の改善や予防効果が期待できます。
また、ダーマペンは他の治療法と併用することも可能です。例えば、ニキビ治療薬と一緒に使うことで、より効果的にニキビを改善し、肌の質感を高めることができます。
治療を受ける際には、専門的な診断とアフターケアが重要です。ダーマペンは高い効果が期待できる一方で、自己判断での使用は避け、医師に相談してから受けることが推奨されます。
ルメッカ(IPL:光治療)
特殊な光を肌に照射することで、ニキビの原因となる細菌や皮脂腺の働きを抑制し、炎症を和らげる効果があります。具体的には、IPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる、幅広い波長を持つ光を使用します。この光は、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌するため、治療が進むと炎症が減少し、ニキビの数が減少します。
また、IPLには、肌のターンオーバーを促進する効果もあります。これにより、古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚が作られることで、毛穴の詰まりが解消され、さらなるニキビの予防につながります。光が肌に届くことで、コラーゲンやエラスチンの生成も促進され、肌のハリが改善し、ニキビ跡やクレーター、赤みの治療にも役立ちます。
レーザー治療
ピコトーニングやフラクショナルレーザーは肌の再生を促す治療です。
ニキビ跡(クレーター)、毛穴の開き、小じわ、肌のハリ改善などに効果的で、肌の入れ替え(ターンオーバー)を促進します。
Morpheus8(モフィウス8)
モフィウス8(Morpheus8)は、マイクロニードル(微細な針)と高周波(RF)エネルギーを組み合わせたSARD技術(Subdermal Adipose Remodeling Device)を使用して、低侵襲な表皮リサーフェシングおよび皮下脂肪リモデリングを行うマイクロニードルフラクショナルRF機器です。アプリケータ先端に装着するニードルチップは、患者様の症状に応じて皮膚への侵入深度と熱エネルギーをプログラムできるのが特徴です。3つの作用、脂肪の凝固、結合組織の収縮、バルク加熱によって痛みや副作用・ダウンタイムの少ない安全な治療を実現します。主に、肌の引き締め、たるみ改善、ニキビ跡の改善、毛穴の開き改善などを目的として使用されます。