まずいぼは大きく二種類に分けられます。ひとつは“ウイルスが原因でできるいぼ”、そしてもうひとつは“紫外線や加齢が原因でできるいぼ”です。
ウイルスが原因のいぼで代表的なのが、ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルスHPV)というウイルスに感染することで起こるものです。ヒトパピローマウイルスにはたくさんの種類があり、感染したウイルスの種類によっていぼの症状や出る場所が異なります。
次に、伝染性軟属腫ウイルスというウイルスに感染して起こるいぼです。伝染性軟属腫と名付けられていますが、一般的には「水いぼ」と呼ばれ、馴染みの深いいぼのひとつです。
これらウイルスによるいぼは、主に微細な傷口などからウイルスが侵入し、皮膚感染することで発症すると言われています。ウイルス感染が原因のため、接触感染により広がることが多く、患部を触った手で触れることにより、カラダの他の部位に飛び火したり、周囲の人に感染したりする可能性もあります。
一方、紫外線や加齢が原因のいぼはウイルス感染ではなく、長年の紫外線による障害や、加齢による皮膚の老化、また洋服の摩擦による刺激などが原因で起こると言われています。突然起こるものではなく、年月をかけて徐々にいぼができるのが特徴です。

いぼ・水いぼ